上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
□投稿者/ しゅる -(2005/01/16(Sun) 06:28:56)

あの体験のおかげでオレはきっと将来立派な社会人になれる。

今わたしはようやく自分の心の整理がつき、ここに書き込みができるようになりました。ネトゲをやめたいけどやめられない人や、現実世界の生活が崩壊しつつあることに気づかず廃人になっている人に読んでいただけると幸いです。オンライン上の友達はリアル友達と違って優しくしてくれる、自分をいつでも受け入れてくれる、これなら一生付き合っていけそうだ、・・・そう思っているあなた、もう一度冷静に「友達」について考えてみませんか?


昨年11月3日に、9ヶ月にわたるおよそ3000時間分のデータをようやく消すことができました。長かった・・・・・でもおかしなことにわたしの去年のカレンダーは白紙なんです。      

きっかけは友達からの何気ない誘い。     「ネトゲやってみる?」

自分がやってみるまではネトゲをやっている友達のことを軽蔑の目で見ていました。「キモイ」・・これが正直な感想でした。しかしやってみると、「こんなにおもしろい世界がこの世にあったのか!!」すぐにネトゲに対する偏見の目はなくなりました(わたしがやっていたのはリネージュ2です)。

それからの日々というもの・・大学生という身分もあり、廃人になるまでそう長くはかかりませんでした。だんだん授業にも出なくなり、サークルにも顔を出さなくなり、始めてから3ヵ月後には、外出するのは「食料調達だけ」になりました。携帯にかかってくる電話には出ず、メールも無視。
かつては、毎晩のように友達の家に遊びに行ったり、飲み屋で大騒ぎしたり、たまに合コンに行ったりしていた、そんな面影はもうまったくありませんでした。

世に言う    廃人。

夕方に起きて夜通しネトゲをやり、朝になってから寝る。食事は多くて2食。だいたいは1食。食料調達をしに行く時間すらもったいなかったんです。PT中の仲間に迷惑をかけるわけにはいかなかったんです。おかげで体重はみるみる落ち、頬はこけていました。
現実世界のことよりもオンラインの世界のほうを優先しているそんな自分に愛想をつかした友人は、だんだんと電話もメールもくれなくなり、わたしは孤立していきました。バンドサークルで組んでいたバンドの練習もさぼりがちになり、とうとうクビになりました。当時はもちろん孤立しているなんて自覚なかったですよ。ログインすれば仲間がいっぱいいるのですから・・・・。

でも・・・


いたんです。

そんな状態になったわたしのことを本気で心配してくれた「友達」
そして大学のゼミのスタッフや先輩、同級生。

わたしのことを心配して、下宿先の前でわたしが出てくるのを2時間も待っていてくれる「友達」「仲間」がいたんです。
今思うと、ほんとに感謝してもしきれない気持ちです。涙がでてきます。

しかし、当時はそんなかけがえのない仲間の呼びかけにも応じず、その後も廃人をやっていました。オンライン上で仲よくなった人と一緒に冒険をしていました。でも、いい加減現実生活の崩壊っぷりに危機を感じ始めていました。これはやばい、と。そう思いながらも、やめるきっかけがつかめず続けていました。

だけどきっかけになる日はやってきました。それは学校祭。
久々の外出、自分が所属するバンドサークルのライブを見に行きました。
そこで見たのは、自分が以前にクビになったバンド・・・わたしの代わりの子が加入して、見事にステージ上で演奏していました。
ステージで楽しそうに演奏している彼らと、それを見ているだけの自分。

この9ヶ月は一体何だったんだろうか。


その演奏をみた後、すぐ家に帰り、30分ぐらい声を上げて泣き
そのままアカウント削除をワンクリック

ワンクリック・・。


・・・・・長々と体験談を書き込みさせていただきました。   
わたしはこれらの体験を通してわかったことが2つあります。

1つ目は「友達」の意味。
自分が病気になったときに、果たしてオンラインの友達は看病しに助けにきてくれるでしょうか? 自分が絶望的な不幸に見舞われたときに、果たしてオンラインの友達は一緒に涙を流して悲しんでくれるでしょうか?

2つ目は「ゲームをしていること」の意味。
あなたが何千時間という時間をかけて育て上げたキャラのデータはワンクリックで消すことができます。では例えば、3千時間かけて練習したギターの腕前はワンクリックで消すことができるでしょうか?3千時間、恋人と付き合ったその思い出はワンクリックで消すことができるでしょうか?

そうです。
あなたがどれだけ強い武器を持っていようとも、どれだけレアなアイテムをゲットしようとも、どれだけ戦闘スキルに長けようとも、どれだけゲーム内で有名になろうとも    それはタダの「データ」なのです。


アカウント消してからもうかれこれ2ヶ月の月日が流れました。廃人9ヶ月間で失った、友人仲間からの信頼。取り戻すために必死に生きています。今ようやくネトゲやる以前の友好関係に戻りつつありますが、まだ取り返せていない部分もあります。ほんとに苦しい日々を送りました。
だけどわたしは、このような経験ができたことをむしろ有意義だったなと思っています。廃人になっていたからこそ、改めて感じることのできた「生身の人間の温かさ」。

誰かの有名な言葉、「人間は人の間にいると書いて、「人間」と書く」

得たものすべてを糧にして、これからは強く、そして責任感のある社会人になるべく、がんばって生きていこうと思います!!!!!!
以上わたしの冒険話はこれにて終了です。ありがとうございました。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。