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□投稿者/ 復帰した主婦 -(2005/01/10(Mon) 20:07:15)

はじめまして、27歳の主婦です。
というふうに自己紹介をするのも久しぶりです。
何しろネトゲでは結婚してない、リアル彼氏もいない、特殊な在宅の仕事だからいっぱいつなげる、25歳の女の子だったからです。

私の体験は同じようにはまっている主婦たち(本当に多いです)が少しでもリアルを思い出してくれたら・・・これからはじめようとしている人が少しでもどんな世界なのか知ることができたら・・・と思い書くことにしました。

草稿したのですが、実に、なんと言うか・・・身の恥を晒している、裸で新宿を走っている気分になるのですが、これもリハビリだと思っています。

1 基本情報
 リアル 27歳 4歳の娘が一人いる専業主婦 
 ゲーム内 25歳 独身彼氏なし 在宅の仕事のため時間がとれるがいきなりの電話で仕事がくるので落ちることがある(娘が起きたりダンナの用事のときのためのいいわけ)

2 はじめたきっかけ
 2003年7月、それまで勤めていた仕事をやめ、アルバイトを始めました。娘は保育園に通っており、比較的自分の時間が取れるのですが、結婚前の友人関係は子供ができてからというものほとんどなく、話すのはダンナと親のみという状態でした。 
 ダンナに「子供がいるから遊ぶことができない」と訴えていたところ、コンピュータ関係の雑誌にのっていたあるMMOを知り、ダンナとふたりではじめることにしました。
 それまでゲームというものをしたことがなく、MMOという言葉ももちろん知らず、真っ白な状態でのスタートでした。

3 ごく初期
 一つのIDにダンナと二人でキャラを作ったため、当初は平日は私が遊び、休日はダンナがちょこっとやるかんじでした。
 このころはアルバイトから帰って(午後3時)娘を迎えにいく間(3時間)、それと娘が眠ってから(午後10時)ダンナが帰るまで(2時間弱)の接続でした。
 ところが、初めて10日もしたころ、やたらそのゲームに詳しい同レベルくらいの人に、ゲーム内で出会いました。
 同レベルなのにアイテムやお金をいっぱいもっており、そのゲームについて一から親切に私に教えてくれました。
 あとになってわかったのですが、セカンド(そのゲームにメインの強いキャラがいて、ちょっと気分転換に別のキャラを作っていた)だったそうです。

 その人と出会って、私のキャラはログインするとその人にチャットで連絡し、待ち合わせしてパーティーをし、共に狩る仲間になったのです・・・。

2 初期
 その人は前衛キャラで私が後衛だったこともあり、バランスがよく、またその人がもってきてくれるアイテムで私のキャラはぐんぐん育ちました。
 同時に、「男性に守ってもらっている」快感を常に感じていました。
 私のキャラが死なないように、強いモンスターと私の間に常に立ち(盾をするといいます)、危険なときは「逃げて」といって逃がしてくれました。
 現実の世界で、リアルでそんなことってあるでしょうか。

 結婚しているのでダンナはいます。
 でも、守られている、思われている、助けられていると感じるときなど皆無に等しく、そういう言葉をかけられることもなく、何より平凡な日常でそんな危険に瀕することがないのです。

 その人と出会って、常に一緒に狩りをするようになってから少しずつはまりはじめたのです・・・。

3 はまりはじめ
 さて1ヶ月もしたころ、ダンナのキャラは育たなくなりました。なぜかというと、私がパソコンを独占しはじめたからです。
 やりたいというダンナをおしのけて、休日も時間があるとつなぐようになっていました。
 私のキャラはぐんぐん育ち、また持ち前の社交性とチャット技術、八方美人さで、友達がどんどん増えていきました。
 特に男性キャラに人気があり、つねに多人数のパーティーで和気あいあいと狩りをしており、強い男性キャラからも気に入られて色んなアイテムを貰いました。
 いつ来るの?とか聞かれるようになり、ログインすればすぐに連絡の嵐、パーティーの誘いやパーティーあいていませんかのチャットがよく流れてきました。

 このころははまりはじめたころでした。
 ゲームが楽しくて仕方なかったのです。上に書いたようにかなり「ちやほや」されていました。
 リアルでこんなことってありますか?私は平凡な女です。ブランド物を貰ったこともないし、いいところに連れて行ってもらったこともありません。
 携帯に誰かから電話かかってくることもなく、ママ友達がたまに連絡してくるだけ・・・・・。
 ゲームの中で私は、まるでお姫様のようでした。

5 リアルに影響が
 それからというものはまさに坂道を転がるようでした。
 まずアルバイトの時間が短くなり、ゲームの中での区切りが悪いと「子供が熱をだしたので」とか「風邪ひいたので」といって度々休むようになりました。
 すると当然居心地が悪くなり、最後はいきなりやめますとだけいって、アルバイトをやめてしまいました。
 そのときの心の中は「これで昼間ずっとゲームできる」と晴れ晴れとしたものでした。
 
 それでもまだ娘を迎えにいったあとは、一応娘との時間をとり、食事やお風呂など一通り終えてから、寝かしつけてゲームをする感じでした。

 このころゲームではかなり有名なキャラになってきていました。
 そして、いつもパーティーをしている「取り巻き」のような仲間ができたのです。その中に、そのときのゲームではかなり高レベルといえる男性キャラがいたのです。

 その人と話が合い、また何より私のキャラよりはるかに強くかっこいいキャラでした。真剣にゲームをしており、一家言ある人でした。
 職場からつないでいるとのことで、何しろ一日中姿があったのです・・・ロム(つないでいるけれどキャラを動かしていない状態)のときも多かったのですが。

 この人と、二人で遊ぶことが増えていきました・・・ゲーム恋愛のはじまりでした。二人で色んな話をし、パーティーを皆で組んでいるときも二人だけでこっそり話しをし、いつしかメールの交換もはじめました。

6 そしてリアルが壊れた
 その男性との付き合いは「リアルでも付き合おう」との前提で始まりました。ここからはもう坂道を転がるようです。
 メール交換のみならず、電話も始めました。昼間、娘がいないときによく電話していましたが、内容はもちろんゲームのことばかり。
 付き合いが続くにつれ、娘を保育園に迎えにいったあと、すぐにパソコンに向かうようになりました。
 食事もいい加減にしか作らず、娘には一人で食べさせ、自分はパソコンでチャットしながら食べました。
 お風呂は面倒で週に2回程度、娘には帰ってからひたすらビデオを見せ続け、時間になると叱り飛ばして寝かしつけました。
 寝かしつけるならまだましで、ゲームのイベントのときや、彼といい雰囲気のときは、寝かしつけることもせずに娘が力尽きて眠るまで放置していました。

 眠った娘が起きると鬼のように怒り、叱りつけながら再び寝るのを待ちました。
 ダンナが帰宅しても軽く適当な食事を作るだけで会話もロクにせずパソコンにむかいます。
 さすがにダンナもおかしいと気がついて、よく「ゲームをやめろ」「やめない」のケンカ、しまいにはパソコン壊すぞ、壊したら家を出て行く、そんなところまでいきついていたのです。

7 ゲームの彼と・・・
 しばらくたつころには、私も本気でゲームの彼が好きになりつつありました。書くのもはばかられますが、「抱かれたい」と思うほどでした。
 思い切って荷物をまとめて、その人のところへいこうと何度思ったか知れません。家族を捨ててもいいと思っていました。

 そんなとき、彼とのメッセで、ついに彼が写真を送ってきたのです。

 それを見たのが幸い(当時は不幸)です・・・ゲームのキャラのかっこよさとは正反対の、俗にいう「オタク」でした。
 瞬間に何か津波が引いていくように、全てが引いていったのです。
 
 彼とはそのあとひと悶着ありつつも、彼がゲームをやめる形で、決着がつきました。
思えばこのときに、私がやめていれば・・・ですが、とてもやめられない状態でした。引退(ゲームをやめる)なんてとても考えられないほどのめりこんでいたのです。

8 ゲームのアップデートがはじまって
 どのMMOでもそうなのですが、特に私のしていたゲームはまだ未完成で、よくアップデートをしていました。
 次々と強いMAP(狩りをするところ)が実装され、新しいアイテムが増え、新しい強いスキルが使えるようになりました。
 するとゲームの私のキャラを、そのキャラの種類の中で一番にしたいと思うようになりました。
 
 ゲームの中ではギルドみたいな制度があり、仲間と同じチームを組むことができます。
 私の作ったそのギルドはトップ10に入る人数の多さ、1.2を争うレベルの高さで有名でした。

 すると今度はそのギルドのことで頭がいっぱいになりました・・・チーフをしていたためか、ギルドのメンバーの装備を整えたり、オークションで買ったり売ったり、忙しくなったのです。
 
 もうこのころになると、実家にもほとんどいかなくなりました。休みの日は渋々家族で出かけますが、かえると即ゲーム。
 ゲーム中はダンナの話しかけにも答えず、よってくる娘を蹴飛ばしていました。
 もう娘も子供ながらにあきらめたようで、ゲームをする私のところへはあまり来なくなる始末です。
 
 たまに仕方なく実家にいくと、実家のパソコンにもゲームを入れて実家でもゲームをしていました。
 なんとダンナの実家にですら、同じことをしていたのです。するとさすがにどっちの両親も私の異変に気がつき、やめなさいとか色々いってきます。
 すると両親とも大喧嘩になり、「もうこないからいいよ」と絶縁宣言までし、足が遠のいたのです。
 何しろ実家にいる間はゲームがしづらいし、人に見られながらゲームするのは嫌だったのです・・・両親との絶縁ですら「よかったー」としか思いませんでした。

 ダンナと両親が話し合いをもったのもこのころでした。
 ダンナは私のことについて、両親に色々言わないでください、ゲームについて話さないでくださいといったそうでした。

9 ゲーム恋愛再び
 その後、休日にすら娘をダンナに預けてゲームをしていました。
 2004の2月ころから8月ころまでですね・・・かつてはダンナの休みが楽しみだったのに、休みはゲームしにくいからむしろ仕事しててくれと思うようになりました。
 実際休日出勤も多かったので娘は一日放置です。ダンナには出かけたとかウソをついていました。

 6月ころ、またゲームの中でとても強くかっこいい男性キャラに出会いました。
 この人はあまりしゃべらず、まさに寡黙な騎士のような人でした。レベルがそのキャラの中では一番高かった上、その人の仲間も皆トップ集団ばかり、装備も誰ももっていないような装備をしていました。
 その人にあこがれて、「落とそう」と思ったのです・・・よく連絡をし、話したり一緒に狩りをしました。
 そして私の作っていたギルドに彼と彼の仲間が合流し、名実ともにトップといえるギルドになったのです。
 
 同時に個人的にその人とメールを始め、ゲームでも狩りをしないで会話するようになりました。
 どんどん彼のことが好きになっていき、彼のリアルの相談にまで乗るようになりました。
 そしてどうしても彼に会いたい衝動が抑えられず、ついにダンナに「大学の友達と旅行に行く」とウソをついて、彼の住む遠くはなれたところへと泊りがけで旅行にいったのです。

 今度は現実でもかっこいい人でした。ドライブしたり海にいったり。

 でも、何の問題もなかったはずなのに・・・私の気持ちがさめていきました。
 そして気がついたのです。

 私が好きになったのは、「ゲームの中で誰よりも強く素敵でかっこいいキャラクター」であり、「現実の彼」ではないことに。
 私は「誰よりも強い彼を従えている、優越感」をゲームの中にもっていたのです。

 このときから、少しずつゲームに対する熱がさめていきました。

10 ダンナの駐在
 10月ごろ、ダンナが海外に駐在にいきました。私を止めるものはもう何もなくなり、今度はダラダラとつなぐようになっていました。
 とにかくゲーム以外してこなかったので、いまさら子供とも遊びたくないし、かといって一日暇なのです。
 出かけるのも億劫で、もうやることはゲームしかなくなっていたのです・・・当然、そのように今まで自分で環境を整えていたためですが。

 ゲームの中でも自分の意にそわない出来事が続き、以前のように興奮する楽しさを味わうことができなくなっていました。
 「惰性」まさに惰性でした。

11 うつ病もどき
 12月に差し掛かるころ、私の精神は壊れていきました。子供の面倒を見ない自分に嫌気が差し、ゲームでも何もうまくいかなくなり、全てが自分を見捨てたような気持ちになりました。
 全てをゲームにささげていたので、ゲームがうまくいかなくなるということは、すなわち全てを失うに等しいことでした。
 もう何もする気になれず、娘を実家に預け、家で眠ってばかり。娘がいてもイライラと怒るばかり、ダンナとの電話すら面倒になり、引きこもって買い物すらしなくなりました。
 食べるものといえばインスタントのラーメンばかり、お風呂は週に一度、歯磨きなどもちろんしない、虫がわくまで洗い物もせず、洗濯も服がなくなるまでしません。

 そしてそうなってはじめて、自分の精神が壊れたことに気がついたのです。

 その生活の状況は、私には耐えられない状況で、かといって何もやる気がおきないというジレンマに陥り、自己嫌悪と苦しさに、ダンナに電話で当り散らし、実家には娘を殺してしまいそうだから、しばらく預かれと迫る始末でした。

12 そして休止
 年末にかけての一ヶ月は地獄でした。上のような状態ですごしたのです。

 しかし、正月に実家に娘と帰ったとき、ずっと昔子供のころにしていたことをたくさんしたのです。
 大雪がふり・・・娘と雪だるまをつくりました。雪合戦もしました。年越しそばも食べました。両親は私に何もいいませんでした。

 正月があけて自宅に戻り、娘がかわいくなっていることに気がつきました。
 ゲームにログインしてもなんとなくつまらなくなっていました・・・レベル上げしてもなかなかレベルはあがらず、仲間のログインも少なく、いつしか私のクランはトップではなくなっていました。
 装備も周りが強くなり自分たちが目立つことがなくなっていました。
 またほしいものを手に入れることもなかなかできず・・・ついにゲームの世界を「休止」することにしました。

 引退はできないけれど、「休止」ならできる状態になっていたのです。

13 そして今
 休止がずっと続いています。精神は安定し、家事も少しずつやるようになってきました。
 娘と外食したり、デパートに出かけたりしています。
 でもどうしてもパソコンからは離れられず、今度は遠くに住むダンナと二人で違うMMOをはじめました。
 でもそのゲームはそんなに楽しいというわけではなく、ダンナと二人で色々生活のことを話しながら、のんびりやっている感じです。

 時間も朝、娘が起きる前の7時ごろから保育園にいくまでの9時までと、決めています。
 朝早起きしてやると、なんとなくいいものです。
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