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□投稿者/ だめ人間 -(2006/03/15(Wed) 18:18:26) [ID:jdSwE1uw]

ここのサイトを見て3日目。「止めよう」と決心した後もキャラを削除することをためらい、昨日も朝4時までIN。結局今朝また寝坊。ゲームのことがどうしても頭から離れない。飛び込んだ街角のネカフェで今、一気にすべてのデータを削除した。


30歳妻子持ちのサラリーマン。今の会社は気に入っていた。天職だと思っていた。
自分はいろいろと要領がよいのだと思う。入社5年目で本社主力営業部に配属され、今年4月からは営業部の中でも最も過酷な部門の一員になった。社内で「出来る」とされる奴を選抜したチームで、同期の中ではいわゆる出世頭というやつだった。

ただ、自分では不本意、というか不安な異動だった。子供が1歳、妻も仕事をもっていたのでこれ以上過酷な仕事はしたくなかったし、毎晩帰宅は午前様になる環境の中で、自分の時間がまったく持てなくなるのがつらかった。最初の数ヶ月は期待にこたえようと夢中で働いた。自腹を切っての接待に次ぐ接待。父親ほどの年齢のおっさんたちを喜ばすため、苦手なカラオケを歌う日々。言われれば全裸で踊らなくてはならない超体育会系の雰囲気。毎日が緊張の連続で、気持ちがぼろぼろになっていくのがわかった。

ネカフェに入り浸るようになったのは8月、盆休みに妻が子供を連れて実家に帰っていたころだった。仕事が多少残っていた自分は一人家に残り、空いた時間にネカフェによってみた。ネットサーフィンをして、漫画を読んで、ランチを食べる。たったそれだけなのに、久しぶりにのんびりした時間を持てたのがものすごく新鮮だった。

以来、仕事の合間にちょこちょこネカフェで時間を潰した。直行直帰が許される部署なので、ネカフェも自由に出入りできた。サボりに対する罪悪感が徐々になくなり、ネカフェにおいてあったPS2のソフトで2~3時間も遊んだりするようになった。

激務の職場で、毎日2時間サボるのは大きい。当初は目立たなかったが、少しずつ成績が落ち始めていた。そして10月、最初の失敗。自分の担当だった得意先の1つがライバル社に奪われてしまった。長年取引があったところなので、油断してあまり顔を出していなかったのだ。

以来、仕事に対する自信がなくなり、不安ばかりが先行した。そしてますますネカフェに行くことが多くなり、10月下旬ごろなんとなくリネ2に手を出した。その店のPS2のソフトを一通りやってしまい、「違うゲームでもやるか」程度の気持ちだった。

初めてのMMOは最初はさほど面白くもなかったが、PTに入り、クランに入りだしたころからどんどんはまっていった。妻には仕事サボってリネ2を始めたなんてとても言えないから、自宅ではゲームができない。休日も出勤のフリをしてネカフェにこもるようになった。

正月休みに廃プレーの味を占め、仲良くなった人とクランを立ち上げてからは、もう止まらなくなった。会社には朝顔を出し、日中は営業のフリをしてずっとネカフェ。夕方うその営業報告をしてさっさと退社し、また夜中の2、3時までネカフェでリネをやり続けた。ゲームの中ではキャラがどんどん成長し、装備も揃い、クラン員もどんどん増える。楽しくて仕方がなかった。クラン内で人望を集めている、という感覚がたまらなかった。

一方、リアルでは成績が当然がた落ち、1月の営業成績はゼロに近い状態になった。社内での風当たりはますます強くなり、ますますネカフェに逃げた。不振を心配した同僚たちは最初頻繁に声をかけてくれたが、ネカフェで狩りに夢中な俺はウザいとしか感じなかった。家に帰るのも面倒になり、妻には「仕事が忙しいから会社に泊まる」などと言ってネカフェから出社することも増えた。得意先回りも手を抜き、最低限の仕事しかやらないのが当たり前になった。周囲から「今がんばらないと先はないぞ」などと言われても、何も感じなくなっていた。

妻も、週に1度は「徹夜残業」し、土日も毎週「出社」する夫の行動を不審に思っていた。そして夫が浮気していると心勘違いしているようで、精神的に不安定になっているのがわかった。ヒステリックな電話が多くなり、それがウザくて妻からの電話にはほとんど出なかった。家には着替えと風呂と仮眠のためにこっそり帰るだけになり、それでも俺は「離婚してくれたらリネが自宅でできるようになる」なんて思ったりして、「浮気」を明確に否定しなかったりしていた。


こんな異常な生活を数ヶ月続けていたのに、それが異常だと気づいていなかった。3日前にこのサイトを見つけるまでは。
リアルでは本当に、自分の居場所は会社にも家庭にもなくなっていた。残ったのは何ヶ月という時間を浪費して空っぽになった自分だけ。1年前の今頃は、将来の有望株と言われていたなんて信じられない。人生の中で半年という時間を失うことは、ものすごく重いことだった。

貯金も減っている。ネカフェに金をつぎ込み、ネカフェからネカフェへタクシーではしごすることもあったんだから当然だ。本当にバカとしか言いようがない。


でも、これから何とかしていくしかない。4月の人事異動で左遷されるのはほぼ確実だが、今リネを止めなければ生活を立て直すきっかけを失いそうで、そうしたら本当に仕事も家庭も失ってしまいそうな気がする。


今夜、妻にはこのサイトを見せて一切を話し、誤解を解いてもらおうと思う。妻とは家庭内別居状態だから、わかってくれるかどうかわからない。妻からすれば、夫の異変の原因が浮気ではなかったとして、それが重要でもないのかもしれない。ただ、リアル感覚を失って嘘で固めまくった数ヶ月から自分が抜け出すには、誰かにありのままをさらけ出さなければと思う。相手は妻しかいない。
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