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ヘタレ兄貴:04/10/12
仕方ないので、なんかピカピカ電飾で光ってた河口付近の大きな橋の上に移動。
車通りもなかったので、橋のド真ん中(っつっても横に寄せて)停車した。
「外出てみっかー」と言うと、弟もごそごそ助手席から出てきた。
なんでこんなとこに連れてこられたのかよくワカラン様子だ。つーか俺もよくわからん。
「海とか見んの久しぶりだろ」って言うと、
弟は「うん」って言いながら橋から下を見てる。
そんときの様子がすげー無邪気だったから、 一瞬、ほんとにコイツは病んでんだろーか?普通なんじゃねーのか、俺が気を揉みすぎなんじゃねーのか って思った。

まあ、ここまで来て世間話してもしかたないし、海風は結構寒いし、 なんか高速で飛ばした勢いにまかせて「ネトゲ楽しいか?」って聞いてみた。
弟はしばらく黙ってたけど、素直に「うん」って首振った。
俺「学校楽しくないのか?」
弟「そんなんじゃないけど」
俺「でも学校行ってないよな最近」
弟「・・・・」

弟が黙ってしまったから、俺は車の後部座席から用意してきたPS2をだした。

言っとくけどこれオマエのじゃないから、と断っておいてから、俺は弟に謝った。
オマエがやりてーことを俺が好き勝手にやってるの見て、 おまえ辛かっただろう。おまえの気持ちわかってなかった俺が悪い。
今からおまえが一番大事な時期だってことを、俺は全然考えてなかった。ごめん。
ごめん、って言ってから間をあけずに、俺はPS2を海に投げ込んだ。
あんまり見ないようにして。

本当はバットで叩き壊す、ってのもアリだと思ったけど、それだと一気に壊れないこもしれないから 海に投げ込むことにしてた。つーかこれ自然破壊だよな。ごめん海。
俺はこの先、一生海には物捨てないから、今回一回だけは見逃してくれ。

そんで呆気にとられてる弟を前に最後の決め台詞を言おうとしてたら、 誤算その3が来た。つーか障害多すぎだ。
「なにやってんだ!不法投棄だよ!それは!!」
って金切り声で犬連れた知らない親父が俺らの目の前にきて、わめく叫ぶ。
「あんたら、警察呼ぶよ!」
とかわめくので、弟は怯えてしまって俺のことは目に入ってない。
でも俺はそれどころじゃなくて、どうにか収拾つけなきゃ、ここで何とかしなきゃ、って頭が混乱して その親父と犬がギャンギャン吠え付くのを
「うるせえ!いま大事な話してんだよ!あとで聞くから黙ってろ!!」
って人生初、他人に向かってキレた。

ドラマの見すぎか?
そりゃそうだろ、だって俺は今日は「俺は俳優!」って思ってたもん。
普段からこんなこと出来るわけねーよ。
親父と犬の声が混じってるなか、
「ネトゲやめてくれ。親父とかーちゃんに代わって俺から頼む。 それでもネトゲやるか?俺よりネトゲ取るか?」 って聞いた。弟は下向いてる。
んで、結構長いことそうやってて、今まで騒いでた親父も「なんか込み入った話してるみたいだ」ってことを察したらしく、 静かになってくれた。
今から考えれば、イイ人だよな。話が終わるまで待っててくれたし。
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