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□投稿者/ a/t -(2005/04/14(Thu) 00:07:47)

 私がMuという「ネトゲ」に出会ったのは約1年前。大学への進学が決まり、暇を持て余しているときに友人に進められ始めました。リアルの友人と共にMuという初めてのネトゲを楽しんでいました。ですが友人が就職し、時間が無くなったということで友人が引退。私もやめようかと思っていたときにあるギルドに出会いました。そこでネトゲの中に友人達を見つけました。いや、そのときの私には友人ではなく、「親友」であったのだろうと思います。気持ち悪い話かもしれませんが、ネットの中に「恋人」なる物もいました。彼女とは電話番号も交換し、電話も掛けていました。今考えれば何て事を・・・と思います。
 
 所詮はバーチャル、幻想の世界。ですが、そのときの私には友人や恋人に見えたのでしょう。彼らとネットの中で会うことを約束し、深夜や昼間、いや、暇があるときほぼすべての時間に狩りやチャット、ギルドイベントをして楽しんでいました。現実の友人の誘いを断って・・・
 
 そんなある日、私の家に小学校から付き合いのある「親友」が尋ねてきました。歳は私より一つ上。その時私はゲームにINをし、彼がせっかく遊びに来てくれたのに彼を無視してネットの友人とチャット。話すこともネトゲの事ばかり。彼が話しかけて来ても「ああ」とか「そうだなぁ」とか適当な受け答えをしていました。約一時間が過ぎたとき、彼はすっと立ち上がり「お前、変わったな」と言い残して帰っていきました。

 私は何言ってるんだ?とその時思いました。その後も彼は暇があれば、私の家に足を運んでくれていたみたいで、ネトゲに夢中の私をじっと見ていました。私はその時、彼をウザイと思っていました。

 ある日、彼が「飲みに行くぞ」と私を強引に連れ出しました。その日私はネットの友人達と約束があり、やだと言ったのですが「いいから来い!!」と怒鳴られしぶしぶ付いて行くことに。

 行った先には彼と面識のある私の同年代の友人が2人、飲み屋で待っていました。そして乾杯が終わった後、一人がおもむろに「a/t、お前どうしたんだ?」と・・・私には何を言っているのかわかりませんでした。彼は言葉を続けます「ゲームが楽しいのはわかる。だけど、現実を犠牲にして楽しむものなのか?」ああ、彼はネトゲの素晴らしさを知らないのだ。私はそう思いました。その後、私はどれだけネトゲが素晴らしいかを演説しました。彼らの反論も聞かず、話していると親友の彼が立ち上がり、私を殴りました。何が何だかわからない私に彼が、「お前、そんなにネットが大切か!?俺達のことまで無視するくらいネットが大切か!?ああ!?」と胸ぐらを掴んで怒っています。その時、あ・・・と思いました。こんなに私を怒ってくれる友人がいるのに、私は何てバカなことをしていたんだと・・・
「親友」を無視して、ネットには無い「友情」を重視した自分がどのくらい愚かか気づかされました。彼は泣いていました。私も泣いてしまいました。その日は夜通し飲んで、カラオケに行って帰りました。あんなに楽しい時間はネットの世界には絶対にない楽しさでした。

 家に帰り、ふとPCを付けました。朝の7時にネットの中の「恋人」がいました。
「何で来なかったの?」と聞かれた私は、「ちょっとね」とネットの中の言葉を濁しました。

 それからネットゲームに興味も楽しみも感じなくなりました。友情とか恋愛感情とかが無くなったのだと思います。3日後、引退する日、ネットの友人が見送りに来てくれましたが、「装備どうするの?」や「宝石どうするの?」という質問ばかり。後はお決まりの元気でとか帰ってきてねです。ああ、やっぱりこんなもんなんだなとまた気づかされました。ネットの中の彼女からは電話があり、電話で泣いていましたが、「もうネットには戻らないし、ネットに恋愛は無いよ」と言って電話を切りました。それ以来電話もメールも来ていません。

 今思えば気持ち悪いことをしていたと思います。そしてこれから立ち直させてくれた「親友」にはとても感謝しています。もし、今ネットの中に友情とか、他の感情を持っている人がいるなら、それは嘘だと思います。ネットの中で苦楽を共にした仲間を持っているかもしれません。ですが、もっと長い時間を過ごしてきた現実の友人がそれに変わってしまうとは思えません。現実の友人と一日ゆっくり遊んでみてください。きっと現実の世界や、現実の「友人」や「恋人」の大切さがわかります。
 
 長くなってしまいました。変な話も書きましたが、これ見て、少しでも今のあり方を考えていただけたら幸いです
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